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今?えーっと、今ね、電車のデッキ。

これまで見てきた沢山の鉄道、風景、グルメをゆっくり綴っていきます。
今?えーっと、今ね、電車のデッキ。 TOP  >  愛知県 >  長篠城址史跡保存館

長篠城址史跡保存館

DSC_0156.jpg

と、実は前回載せた長篠城址なのですが、すぐ真横に
長篠城址史跡保存館が併設されているのです。

ここは入場料大人1人400円で長篠の合戦や長篠城、
その他戦国時代の資料が展示してあるという施設。

母が入場料を払おうと窓口で1万円札を出すと
「小さいのないですかねぇ…」と申し訳なさそうに係の
おじさんに言われます。
民間施設だったら問答無用で本社にクレームが飛ばされそうな
対応ですがそこは、お役所の施設。とりあえず私が建て替えます。

偶にあるんですよね。「(端数)細かいのよろしいですか?」ではなく
「大きいお札は困ります」と言われるの。阿久比PAでも言われた気がします。
こう、純民間施設というよりSAやこういう資料館みたいな所で言われる事が多いような。
「観光客しか来ねえんだから、万札出すのは当たり前だろう…」と思わなくも
ないですけど、口や態度に出すのはまた違うと思うので、私は特に何も言いません。

DSC_0174_20161205222253f33.jpg

鳥居強右衛門(すねえもん)貼り付けの図。
鳥居強右衛門といえば、長篠の合戦の折に武田勢に包囲された
長篠城(当時は織田・徳川方)から岡崎城に居る徳川家康に救援の
使者として派遣され、無事救援の約束を取りつけて長篠城へ帰る途中、
武田勢に見つかり、磔にされた英雄として有名です。

どの辺が英雄かというと、武田勢に捕縛された強右衛門。
身分は雑兵・百姓の輩で、決して高いものではありませんでした。
武田勢の総大将武田勝頼は「お前はそう大した身分ではない。
長篠城に向かって『織田・徳川からの援軍は来ない』と叫べ。
そうすれば、武田の家臣として厚遇してやる」と言われます。

「そんな良い条件ならば喜んでやりましょう」と強右衛門。
そしていざその時、というタイミングで強右衛門が叫んだのは
「後2~3日待てば織田・徳川の大軍勢が来てくれる。
それまで頑張って耐えろ!!」という武田勝頼との約束を
破るもの。最後まで自分の主君や仲間を思っていたのでした。

これに激怒した武田勝頼は、強右衛門を磔にして撤退。
強右衛門の武勇は末永く語り継がれる事になった、という訳です。

DSC_0171_20161205222251a13.jpg

血染めの陣太鼓。
長篠籠城戦の際使われたもので、戦の時に負傷した兵の
血で赤く染まっているのだそうです。

DSC_0170.jpg

武田信玄の肖像画。
一般的な武田信玄像に近いのではないでしょうか。

DSC_0178_201612072312334c9.jpg

そしてこれは感動しました。長篠の合戦の屏風図です。
TVとか歴史関係の本によく載ってるやつですね。

DSC_0179_20161207231150ac1.jpg

細かな解説はあれですが、パッと目についた人だけ。
織田信長です。右に描かれている兜は南蛮風。

DSC_0183.jpg

これは大体察しがつくと思いますが、本多忠勝です。
1人だけ、黒尽くめの甲冑で描かれていました。
一番最初に目に止まった人物ですね。

DSC_0186.jpg

武田勝頼。
他にも色々な人物が描かれていたのですが、見つけられませんでした。

DSC_0199.jpg

後は甲冑や

DSC_0193.jpg

槍の展示。

DSC_0191.jpg

そして欠かせない鉄砲の展示もあります。

DSC_0189_20161207231803173.jpg

昔は、天下無敵の武田の騎馬軍団に織田・徳川連合軍は
3000庁の鉄砲を以って、只々無為に突撃してくる武田騎馬軍団を
打ち破った、みたいなのが一般的なイメージでしたが、近年の
研究で実際に使われた鉄砲は1000丁位じゃないか?という事や
(書物に「1000丁」と書かれている所に「3000」と訂正があった)
実際に鉄砲を使わずとも、単純な兵力の時点で織田・徳川連合軍
が武田軍を圧倒していた、というのが解ってきたみたいです。

後、武田勝頼も只々信玄の遺産を食いつぶした無能ではなく、
武田家の領土が勝頼の時代に最大になっていたり、譜代の家臣との
間に溝があったのではないか、という説もあり苦労していたんだなぁ
というのが分かったみたいです。
(そもそも武田家の正当な跡取りは勝頼の息子(信玄の孫)で、
勝頼はその名代に過ぎず、武田家での地位が安定しなかったことなど)

400円の割には見応えがあるのではないでしょうか。

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[ 2016/12/10 00:00 ] 愛知県 | TB(0) | CM(6)
Re: タイトルなし
>あいあんさいどさん

こんばんは、いつもありがとうございます。

> 戦国はまったく詳しくないので、
> 鳥居強右衛門の名も初めて聞きましたが、
> 好条件にも拘らず、寝返らずに最後まで主君を裏切らなかったというのは、
> なかなかできそうでできないなあ…と思いました。
> まさに英雄然るべし、ですね。

鳥居強右衛門、武士ではないですけどその忠誠心は
武士に劣らないものがありますよね。
江戸時代とかでは結構、講談なんかの見せ場ではなかったのかなぁ
とも思いますけどね~。

> それにしても…、確かにお役所とはいえあんまりですよね。
> そりゃあ普通のお店みたいに「一万円入りましたー♪」ってのも何ですけど(苦笑)、もうちょっと普通の対応ができないもんですかね…。
> 交通機関ならともかく、観光施設ならば高額紙幣の対応は想定内であってほしいものですが。

最近は、市役所も呼ばれる時は「○○番でお待ちのお客様~」
ですけどね(笑)
そこまでの対応は良いですけど、仰る通り観光施設である訳で
旅行者が万札を出してくるのは当たり前ではないかと。皆、そこの土地にお金落とす
為に万札を用意してくる訳ですしね~。
やはり、こういう所は都市に比べるとまだまだだな、地方は。と思います。
[ 2016/12/15 22:49 ] [ 編集 ]
こんばんは。

戦国はまったく詳しくないので、
鳥居強右衛門の名も初めて聞きましたが、
好条件にも拘らず、寝返らずに最後まで主君を裏切らなかったというのは、
なかなかできそうでできないなあ…と思いました。
まさに英雄然るべし、ですね。

それにしても…、確かにお役所とはいえあんまりですよね。
そりゃあ普通のお店みたいに「一万円入りましたー♪」ってのも何ですけど(苦笑)、もうちょっと普通の対応ができないもんですかね…。
交通機関ならともかく、観光施設ならば高額紙幣の対応は想定内であってほしいものですが。
[ 2016/12/15 21:53 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
>万見仙千代さん

こんばんは、いつもありがとうございます。

> この資料館の正式名称は 「長篠城址史跡保存館」 でしたか。
> 鳥居強右衛門の絵はものすごく印象に残っているんですが、血染めの陣太鼓はさっぱり憶えていないわ。
> 血染めとか、血天井とかいうと、何ともゾクゾクするほど興味があるのに。
> とにかく駆け足だったから、この記事でゆっくり見させていただきますね。

血染めと言っても一見、何処も以上がないですし、「普通の太鼓じゃん」と
印象に残りにくいですよね。
ぜひぜひご覧下さい、といっても、写真撮影が許可されていなかった場所もあるので、
この記事の内容だけでほぼほぼ終わりなんですけどね…

> 勝頼公は苦労されたんでしょうね。
> 最期の時にも、ほとんど抵抗もせずに首を討たれたという話もあるみたいだし、武田家の中で生きていくのに疲れたんじゃないだろうか・・・などと妄想しています。

元々は諏訪家の血筋ですしね。
そういう人間が武田の頭領になっても譜代の家臣は言うこと
聞きかないでしょうし、信玄が正式に跡継ぎに指名しなかったのも
まずかったですよね。
上手く行っていたら武田家、大名として存在しただろうに…とは思います。
[ 2016/12/14 23:32 ] [ 編集 ]
こんばんは。

この資料館の正式名称は 「長篠城址史跡保存館」 でしたか。
鳥居強右衛門の絵はものすごく印象に残っているんですが、血染めの陣太鼓はさっぱり憶えていないわ。
血染めとか、血天井とかいうと、何ともゾクゾクするほど興味があるのに。
とにかく駆け足だったから、この記事でゆっくり見させていただきますね。

勝頼公は苦労されたんでしょうね。
最期の時にも、ほとんど抵抗もせずに首を討たれたという話もあるみたいだし、武田家の中で生きていくのに疲れたんじゃないだろうか・・・などと妄想しています。
[ 2016/12/13 19:20 ] [ 編集 ]
>中林20系さん

こんばんは、いつもありがとうございます。

> う~む…基本的にあまり一万円札を持ち歩かないのであれなんですが、小銭はスーパーやコンビニの買い物で崩して準備しておくとか…まあ、ひとそれぞれですからあれですが。

面と向かって言われたのが久しぶりだったので「役所とは言え
客商売だろ…」と思ってしまいまして…
個人的には、なるべく1万円札は出さないようにしてるんですけどね。

> あ、地方で路線バスに乗る場合は、使える最高通貨は千円札ですから。

言われてみれば我が三重県でもそうでした。
私は、往路は営業所で切符を買うタイプですのであんまり困ることは
無いんですけどね。

> で、鳥居強右衛門の図が…史実に基づいてるというか、残された絵の複製なのかも知れないのですが…絵柄が妙にコミカルに見えてしまって(笑)。

後、2枚位画風が違う同じ絵があったのですが確かにこの絵は版画というか、
シリアル系の絵本にありそうなタッチですよね(笑)

> いい話だけに、このギャップが…かといってリアルな絵を現代の…男気あふれる話ですから、例えば池上遼一氏に凄絶な処刑場面を描いてもらっても…う~、やっぱこれくらいが(=各人が適当に想像するという意味でも、基礎資料として)ちょうどいいのかも知れないですね。
> でも当時のひとはこれを見て、あまりのそのリアルさに卒倒したのかも…そう思うと歴史は面白いですね。

時代が変わると画の描き方も変わってきますけど、当時としてはこれが
写真みたいな感じだったでしょうし、これが事実という感じで見られてたんだろうなぁ
と思います。
別の資料館にも強右衛門の絵があったと思うので、そっちも載せてみますね。
[ 2016/12/10 23:30 ] [ 編集 ]
う~む…基本的にあまり一万円札を持ち歩かないのであれなんですが、小銭はスーパーやコンビニの買い物で崩して準備しておくとか…まあ、ひとそれぞれですからあれですが。
あ、地方で路線バスに乗る場合は、使える最高通貨は千円札ですから。

で、鳥居強右衛門の図が…史実に基づいてるというか、残された絵の複製なのかも知れないのですが…絵柄が妙にコミカルに見えてしまって(笑)。
いい話だけに、このギャップが…かといってリアルな絵を現代の…男気あふれる話ですから、例えば池上遼一氏に凄絶な処刑場面を描いてもらっても…う~、やっぱこれくらいが(=各人が適当に想像するという意味でも、基礎資料として)ちょうどいいのかも知れないですね。
でも当時のひとはこれを見て、あまりのそのリアルさに卒倒したのかも…そう思うと歴史は面白いですね。
[ 2016/12/10 19:23 ] [ 編集 ]
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