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今?えーっと、今ね、電車のデッキ。

これまで見てきた沢山の鉄道、風景、グルメをゆっくり綴っていきます。
今?えーっと、今ね、電車のデッキ。 TOP  >  2012年01月21日
月別アーカイブ  [ 2012年01月 ] 

丸山千枚田

3日目は朝食の後、宿の会議室でヒアリングです。
この日は「紀和町ふるさと公社」という熊野市紀和町に本体を置く
熊野市の特産品の生産販売や観光事業なんかを行う団体の方
からお話を聞かせて頂いた後は、紀和町内を案内し頂きました。

さて。熊野市随一の観光名所と言えば皆さん何処を思い浮かべますか?
あ、そもそも熊野市自体知名度が低いというのもあって、中々分かり難い
と思いますが、その名所は田んぼです。しかしタダの田んぼを見るだけでは
ありません。

DSC08944_convert_20120121201818.jpg

その数実に1300枚余。日本の棚田百選にも選ばれています。

という事で我々はこの日、丸山千枚田に来ております。

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平地の少ない山中にあって、田んぼを作るというのは中々容易ではない中、
米を何としても取らなきゃいけないということで考えだされたのがこの棚田です。

1601年に初めて史実に登場した際には、2240枚の棚田があったそうですが、
1960年代を境に減少、平成に入ってからは500枚にまで落ちたそうですが、
地元住民の方と旧紀和町が立ち上がり、現在の1300枚にまで回付させたそうです。

日本昔ばなしの風景そのもの。正に日本の原風景とも言うべき田んぼと集落を見ると
もう言葉も出ません。本当に美しいと感じました。
やはり、日本人だからこそ感じることの出来る田んぼの風景とでもいいましょうか。
心のふるさとの様に思います。

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棚田は全て手作業で作られています。石を積んで、土を入れて水を入れて
耕して稲を植えて、稲を刈って…ということ全て人の手で行われ、文化の継承という
点からも大いに見るべきものがあります。

機械?残念ながら棚田の形状や道の関係などからむしろ入れることができないそうです。

DSC08947_convert_20120121202022.jpg

道も畦道が舗装された感じで、決して広い訳ではありません。事実、車がすれ違うのは
一苦労です。

そして尾鷲と対照的なのが集落の形。尾鷲は、海岸べりに密集して集落を成していましたが、
熊野は山の中に本当に小規模な、それこそ数戸規模での集落が点在しているのが特徴です。
なので、行政や民間のサービスが行き渡るのが非常に、難しい環境になります。
結果、高齢者のみの集落も出来てしまうのですが、そこで行政が「サービスをより充実するために
移住して頂けませんか」といった類のことを申し出ても、集落の方は拒否するそうです。
やはり、土地が大事なんですね。

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これは丸山千枚田で1番小さな田んぼ。
確か縦の長さが3尺(90センチ)で3株しか植えられないそうです。
これで取れるお米の量はお茶碗一杯分だとか。

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本来なら冬なので水は張っていないのですが、この棚田のオーナーさんが
ビオトープ的なことをお考えになり、水を張っていらっしゃるそうです。
そうなんですよ、水が張ってあって稲がある夏場の丸山千枚田は本当に綺麗
みたいです。

因みに丸山千枚田ではオーナーさんを毎年2月に募集していて、ある程度の
お金を出資すると千枚田で採れたお米や熊野市の特産品を送られたりと
いった特典があり、日本全国オーナーさんが居らっしゃるみたいなのですが、
最近は、住民の方の高齢化が進み、このままオーナーさんだけ増えても…と
いった感じで、お金も必要ですが、それ以上に次代を担う人材が必要だとのことです。
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[ 2012/01/21 21:31 ] 三重県 | TB(0) | CM(10)
プロフィール

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Author:KZ-1
鉄道メインで始めましたが、気が付けば旅行記っぽい感じに。
鉄道・旅行・ホテル・食べ歩きを柱にブラブラしてます。

最近、岡村靖幸にドはまり中のアラサー男。

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